【カターレ富山】A ジュビロ磐田戦を振り返る

はじめに

千葉戦、仙台戦の連勝から気付けば5試合勝てていない我々。

千葉戦の振り返りにも書いた通り、ウチがうまく行ったのと合わせてお相手がかなり動きが悪かったので、決して慢心出来ないとは思っていましたが・・。
ここまで波に乗れないとは思っていなかった・・。

前回の磐田戦をメインに据えつつ、ここ最近の戦いっぷりを振り返ります。


注意

絶対に残留を諦めるつもりはありません。
が、ネガティブな内容が多くあります。
ご了承ください。

もう一つ書くと、コーチングスタッフへのあたりがめちゃくちゃ強いです。
本当に申し訳ないのですが、かなり思うところがあるので許してください。

とはいえサッカーにわかの意見なので、的外れな指摘かもしれませんが。

守備面

セットプレーに全く対応出来ていない

前回の試合に限らず、ここ数試合セットプレーでの失点が続いています。
また、失点には至らなくても、あわやというシーンも多いです。

理由は明白で、ゾーンでの守備がうまく出来ていないからです。

サッカーにおいて、セットプレーの守備はざっくり3パターンあります。
  1. 1人が1人を見る、マンマークの構え方
  2. 人ではなく場所を見る、ゾーン守備
  3. 基本的にはゾーンを見つつ、重要な相手プレイヤーだけマンマークする、ミックスしたような構え方
カターレのセットプレーの守備はおそらく3.のものなのですが・・。
守っているゾーンがめちゃくちゃ狭いです。
「ペナルティーエリアの中の、本当にゴール目の前のあたり」にのみ人が集中していて、エリアの外付近やファーが全然見れていません。
ボールと相手に対して守備をする人員を置いていると言うより、単純に肉壁を用意している感じ。

そのため、少なくともフリーで撃たれることに関しては許容しているような構えになってしまっています。
J3の頃なら良かったかもしれませんが・・。
J2の舞台だとなかなかフリーの場面で外してくれず、際どいシーンを作られたり失点しているという印象です。

確かにカターレの選手たちの身長は高くはありません。
が、相手選手に対してきちんと肉迫して守備をしないと、決められてしまうのはやむなしだと思います。

(個人的に思う)改善策

マンマークは正直見切ることが難しく、あまり現代サッカー向きではない・・。
ので、ゾーンをもうちょっと広く取って、フリーで撃たせることは絶対にさせたくないです。
特にファーとエリア外。

人数が足りないのであれば、ワントップを残さず全員下がりきってもと思います。
現状裏のスペースにカウンターとかが出来ているわけでもないし、クリアボールを収められるシーンも記憶にありません。
奪ったらできるだけ遠くの外に蹴り出して、立て直せば良いのでは・・?

でも、これは思っている以上に大変なのかもしれない。
見てる分には「もっと遠くに蹴り出せよー!!!」っていうシーンはいっぱいあるけど、J1とかでも半端なクリアはよく見かけるよね。

また、同じやられ方が続いているのは「戦術、もといコーチングスタッフ」に問題があると思います。
なぜなら、守備時のポジション取りはコーチングスタッフが決める戦術に従うものだから。

「ニアにはA選手とB選手を置いて、相手の強い選手にはC選手がマンツーマンでついて、ファーにはD選手に入ってもらって・・」くらいの戦術は定めているはずです。
「選手に自由にやらせている!!」というのであれば、それはそれで職務怠慢って話になります。
ここ最近の失点続きを反映して、セットプレー時の守備を再構築してほしいところです。

守備が整理されていない

「前も思ってた気がするなぁ」と思ったら、いわて戦のところでも書いてました。

ぶっちゃけここに書いてある内容が今もそのまま当てはまるので、とくに書くこともないのですが・・。
一応簡潔に書いておくと、こんな感じです。
  • 奪いどころが定まっていない
  • 「相手のミスを待つ」守備をしているので、J2のレベルだとなかなか奪えない
  • また、プレスをかけるスイッチが選手の個人判断になってしまうので、連動がズレがち

(個人的に思う)改善策

出来れば、相手のウィークポイントに合わせて奪いどころの意思統一をしたいです。
「ハイプレスをかけると相手が雑に蹴り出すから拾いやすい」とか「右サイドのプレイヤーがドリブルにこだわるから、パスを誘導して2枚かけて奪いきろう」とか「抜け出す動きをあまりしてこない相手だから、多少ラインを上げて密度を上げて奪いやすくしよう」とか。

ただ、多くても5日程度の短い期間にそこまで仕上げるのが難しいなら、せめて「ここは負けない、やらせない」と言えるような奪い方が欲しいところ。
今のカターレは、「サイドアタックはワンツーなどで裏を抜けられ」「カウンターは自由に持ち上がられ」「ワントップにパスが出ればしっかりボランチやサイドの選手が落としを受けられ」ます。

これについても選手が悪いというわけではなく、絶対コーチングスタッフの問題です。
(当然選手が正せる部分もありますが)
上にも書いた通り奪いどころが定まっていないため、選手目線で強くあたりに行って良いタイミングかの判断がしづらいです。

その結果、本当にギリギリのシーンになってようやく焦ってプレスをかけ、うまいこと躱されたり連動出来ずにフリーの選手が出てしまったりしています。

気の利く選手や、視野が広く他の選手に合わせて動くのがうまい選手というのはいます。
が、それは「それが出来る選手はすごい!」ということであり「それが出来ないからやられる!出来るようになるべき」という話ではありません。

6月の頃と全く同じ感想が浮かんでいる時点で半ば答えになっていそうですが、守備が改善されることを祈ります・・。

おまけ

これに関しては、実は去年からずっと続いてはいます。
「絶対にやらせてはいけない」のラインが本当にペナルティーエリアのゴール前くらいに設定されていて、外からのシュートやクロスは割とやられていました。

ただ、J3では相手のミスが多かったのと競り負けなかったので、失点を少なく抑えられていましたが・・。
J2のレベルではミスも少ないですし、競り負けるシーンも増えた結果が今だと思います。
なので、安達監督に変わる前から失点はしてましたし、変わった今も再構築はされていないから改善もされない。
単純に去年の戦い方が今年の舞台では通用しない、という話だと思います。

J2の舞台で戦っていくためにも、本当に守備の再構築は急務です。

攻撃面

難しい形を狙い過ぎなのでは・・?

毎試合1,2回程「中盤とサイドの選手がダイレクトでうまくつなぎつつ、相手の裏に抜け出す」ような攻撃があります。
まるで欧州トップかのような華麗なパスワークで抜け出し本当にテンションが上がるのですが、結局フィニッシュがうまくいかないやつです。

もしかしてなのですが「再現性を持って表現したい攻撃の形」ってこれなんでしょうか?

今年のカターレの試合はほぼ全てフルタイムで見ていますが、あれだけのパスワークを再現性を持って使ってきた相手チームは確かいなかったと思います
理由は簡単で、難しい上にゴールに直結しないからです。
あのプレーって、要は「ファイナルサードに入るまでの形」で、「点が入るまでの形」ではないんですよね。

あの形で抜け出したときの終着点は、うまく行ったとしてもサイドでフリーになるシーンが多く、結局中の人数が負けているのでクロスはクリアされるパターンが多いです。
それだったら、最近キレッキレの伊藤選手がドリブルで持ち上がってもクロスは上げられます。

クロスにうまく合わせてゴールが入る可能性だって、もちろんあります!
ありますが、あれだけ難しいパスワークをしなくてもファイナルサードには入れるんじゃない?という話です。

これは明確にどういった形を目指しているかわからないのでなんとも言えませんが、あれをメインの攻撃パターンにしようとしているならちょっと不安です。

現状積み上がった攻撃の形はどれ・・?

安達監督の就任時「まだまだ足元の技術が足りない」とのことで、そこを特に集中して練習を進めてきている・・のだと思っています。
草島には行けていないので憶測です、スミマセン。

これは決して間違ってないと思います。
サッカーの基本的な部分でもありますし、確かにもったいないパスミスやトラップミスが多かった上、それらが減ってきているとは思います。
また、選手の距離感も多少広がってきたとは思いますし、ビルドアップがしやすそうにはなってきました。

ただ、シュート数は増えてない。
「ビルドアップがしやすそう」とは書きましたが、そもそも最近に関しては早めの失点が多すぎて、相手が多少引いているからビルドアップしやすいだけなのでは?という疑念すらあります。

今のカターレは、少なくともポゼッションサッカーを志向していることはわかります。
じっくり攻め上がりつつ相手の隙を見出して得点に繋げたいのだと思います。
ただ、正直どうやってシュートまで持ち込むつもりなのか、今でもあまりわかってないです。

比較的多いのはサイドでうまくつなぎつつ持ち上がり、センターあたりに向けてクロスを上げる形」
ただ、御存知の通り今のカターレにヘディングでの得点が上手い選手はいません。
以前松岡選手が「ヘディングが上手ではない自分でも決めれるようなクロスを上げてくれる」とありましたが、とはいえメインの武器に据えるには厳しいと思います。

それを考えると「どういう形で得点期待値の高いシュートを打たせたいのか?」という点がいまいち見えていません。

(個人的に思う)改善策1

そもそもポゼッションサッカーを志向するのが正しいの?という問題があります。
どうしてもタッチ数が増えたらその分だけミスも増えます
たとえミスする確率が5%でも、100タッチならば5回で済んだところが300タッチしていれば15回ミスが出ます。

敵陣深くでミスが出る分にはまだ良いですが、あまり攻めきれない中での保持が多いウチの場合、危険なセンターラインあたりや自陣でボールを奪われる形にも繋がりかねません。

なので、個人的には精度の上がった今の技術を持ってカウンターサッカーをしたほうが良いのでは?と思っています。
カターレはスピードのある選手や走れる選手が多いので、うまく活かせばしっかり点を取れると思います。

が、今さら「やっぱりカウンターサッカーに変えます」というのも難しいと思うので、ポゼッションサッカーのまま改善する方法も考えます。

(個人的に思う)改善策2

それは、クロスはできるだけグラウンダーのものを多くすること

ヘディングが上手い選手がいないのもそうですが、高さもないので相手に防がれがちです。
また、高さがある玉はキーパーにキャッチされがちですが、グラウンダーのクロスはスピードも乗りやすく、かなり高い位置へのクリアやコーナーキックになりやすいです。
ワンチャンではありますが、キーパーが弾いたボールが誰かに当たってそのままゴールに・・という形や、オウンゴールもありえます。

それと、中の選手のポジショニングもグラウンダーのクロスを合わせられる位置にしたいです。
ニアで相手より手前に1枚、センターはDFとGKの間のスペースに駆け込む選手が1枚、ペナルティアークあたりに1枚、ファーに1枚・・。
当然理想論ではありますが、浮いたパスよりかはチャンスになりそうな気がします。

高橋選手が前向きにドリブル出来た

これは、どちらかといえば残念な点という話です。

前から後ろ向きのドリブルが多いという批判をちらほら見かけていました。
僕も前向きにドリブルしてほしいと思っていましたが、J2だと厳しいのか・・?なんて思ってました。が。

磐田戦の後半はかなり積極的に前向きなドリブルが出来ていましたし、そこから抜け出せているシーンも何度かありました
出来るじゃん!!!

となると「出来ないからやってなかった」わけではなく「出来るけどだめと言われていた」か「怖くてやれなかったし、それを容認されてた」という話になります。
どちらにせよ、出来るものをやらせてなかったということになります。

少なくとも前回の試合で「出来るぞ」というところを見せてくれたので、次からは積極的に前を向く姿が見たいです。

今のポジションは右WGなので、最悪奪われてもなんとかなる!大丈夫!
積極的に攻めて行ってくれ!!

セットプレーに工夫がほしい

ここまで散々書いた通り、今のカターレは空中戦が強くないです。
それなのに、フリーキックやコーナーキックで愚直にセンターやファーへクロスを上げます。
(ちょこちょこニアで反らして、あとは中が触れたら・・!みたいなものもある)
ノーチャンスとは言いませんが、流れから得点が取れていない今、セットプレーの得点力がほしいです。

(個人的に思う)改善策

コーナーキックやフリーキックで、ショートを使ってみたらどうかなと思ってます。

そのまま最終ラインまで下がっていくのはだめですが、植田選手あたりがペナルティーエリアの外で待っておいてミドルを撃たせるとか、一旦ショートでラインを上げさせたスペースに蹴り込むとか、もう1工夫必要だと思います。

フリーキックに関しても、サイドのスペースは空きがちです。
なのでそこに一人走り込んでパスを出し、そこからクロスを上げるとかしてもいいと思うんですよね。
でも他のチームでもあんまり見ない・・。
素人にはわからないデメリットがあるのかもしれないね。

今回は小川選手、あまり奮わず・・

期待の夏の新加入、小川選手。
いよいよ左WGスタメンでの起用で、ちょっとワクワクしていましたが・・。
試合展開が悪いのかフィットしていないのかコンディションが悪いのか、特に爪痕を残すこともなく終わってしまいました。
申し訳ないけど、本当に全く印象がない・・。

もともとの前評判を聞く限り、いいパスに対して抜け出すような選手という印象です。
ただ、現状カターレが必要なのは点を取れる選手だと思うので、使うならトップのポジションのほうが良かったのでは・・?と思わなくもない。

せっかくの補強選手なので、ここから活躍してくれることを祈っています。

全般

かなり選手のコンディションが悪く見えた

磐田戦を見ていて、ここ最近の試合と見比べてもプレーミスや判断の遅れが多かった気がします。
(ファールが多かったのもその現れなのでは?と勝手に思っています。)

なかなか結果が出ていませんし、残念ながら誹謗中傷も増えている状態なので、プレッシャーもかかっていると思いますが・・。
選手たちにはフレッシュな状態で戦ってほしいなと願うばかりです。

また、それと合わせてちゃんとメンタルケアをしてあげてね、と思います。
もしコンディションの悪さがメンタル由来じゃないのであれば、それはそれできちんと管理してあげてください。

おわりに

冒頭に書いた通り、今の課題点はかなりコーチングスタッフによるものが大きいと思っています。

ピッチ上で実際に走り、ボールを蹴り、体を張るのは選手です。
ですが、彼らがのびのびと強みを活かして、勝つためのプレーを出来るようにしてあげるのがコーチングスタッフの役目です。
今の選手たちは残念ながら、それが出来ているようには見えません・・。

コーチングスタッフも大変だとは思いますが、残留するためにもよろしくお願いします。
スタッフは移籍期間関係ないし、カターレも増収しているみたいだから増員してもいいんじゃないかな。

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